朝の忙しい時間
ご飯のだらだら食べ
保育園からの帰り道
ついつい子どもに対して「早くしなさい」って言っちゃいませんか?
Contents
大人の都合の押し付け
ある日、自分の娘に「早くしないさいって言わないで」って言われたんですよね。
ハッとしましたね。
これって大人の都合を子どもに押し付けているだけなんですよね。
大人の都合を子どもは知りません。
教育にもよくないんじゃないか
子どもも真似して親に対して「早くしなさい」って言うことが多くなったんですよね。
例えば買い物中
商品を見ていて悩んでいたら子どもに「早くしなさい」って言われたりします。
これは先程とは逆パターンで子どもからしたら大人の買い物に付き合わされるなんてまっぴらごめんで、早く帰って遊びたいってのが子どもの都合なんだろうと思います。
だから大人の都合は無視して自分の都合を押し付けている。
子どもに「早くしなさい」って言うことで
相手の都合はお構いなしに自分の都合ばかりを押し付けるような人間を育てているんじゃないかと思うのです。
どうしていけばいいのか
だからといって大人の都合を無視することもできません。
子どもの都合に付き合い続ければキリがありませんし、朝チャッチャと準備してもらわないと仕事に遅刻してしまい、仕事にも支障が出てくるでしょう。
僕自身子どもに実践していることを年代別に紹介していきますね。
2~3歳
まだ時計を見て時間を読んだりすることはできませんし、時間の感覚も曖昧です。
もう何時なのだから、早くしなさい!と言ったところで子どもにはチンプンカンプンです。
時間とは別の方法で解決していく必要があります。
先の予定を伝える
子どもにはわからないだろうと予定を伝えず勝手に大人側で動いてしまいがちです。
朝子どもが起きたら
今日はこの後
- 着替えて
- 朝ごはん食べて
- 保育園に行くよ!
と伝えます。
どれも毎日のことではありますが、子どもには曜日感覚もないですし、保育園に行くのか行かないのかもわかりません。
最初に予定を伝えてあげることで子どもの中にも見通しがたつようになります。
例えば、朝食後に準備して出発したいのに子どもが遊びだしたとします。
最初に予定を伝えていれば
「このあと保育園に行かないといけないんじゃなかったかな?」と伝えると
子どもも「そうだった!」と思い行動してくれます。
ポイントは大人が指示するのではなく、自分で思い出してもらって自発的に行動してもらうことです。
数をかぞえる
うちの子はよく花が咲いていたりすると「あーお花だ!きれいー!」とお花のところに行ってずっと見つめていたりします。
でもそれもずっと付き合っていたら時間がいくらあっても足りません。
しかし、その感性も大事にしたいなとも私は思うのです。
そこで考えたのが
「あと10数える間だけねー」
と伝えて
「1、2、3、4・・・」
と数えるのです。
数え終わるとスッと次の行動に移せます。
これはうちの子には効果てきめんでしたが、子どもによるのかもしれません。
子どもによっては急かされていると感じるかもしれませんので、子どもの様子を見ながら試してみてくださいね。
タスク管理ボードを使う
3歳頃から我が家では手作りでタスク管理ボードを作って自分でやらなければいけないことを管理してもらっていました。

■使い方
使い方は簡単で
そのタスクが完了したら「できた!!」にマグネットを移動させるだけです。
大人がするのではなく、子どもにさせてくださいね。
■作るのに必要なもの
- ブラックボード(磁石がくっつくもの)
- イーゼル(ブラックボードを立てるためのもの)
- 丸いマグネット
- シール用紙
- ホワイトペン
- マスキングテープ
全て100円均一で揃います。
私はダイソーで揃えました。
■作り方
マグネットの大きさに合わせてシールを印刷。
最近は100円均一でもシール用紙が売られており、自宅のプリンターで簡単にシールを作ることが出来ます。
マグネットに大きさに合わせるのは少し大変ですが、試行錯誤してください(笑)
タスクの内容は各ご家庭に合わせてくださいね。
ホワイトペンで「あさ」「かえったら」「よる」と3つの囲みを書いて、マスキングテープで区切って「できた!!」の囲みを作っています。
あとは飾り付けとかして完成!
ぜひ試してみてくださいね~。
4~5歳
徐々に時間の感覚もわかってくる頃です。
今までやってきたことも通用はしますが、時間のことも考える機会を作っていきたいものです。
先の予定を伝える
これは2~3歳時と共通で今日の予定や次の予定などの見通しは必ず伝えてあげてください。
時計を読む練習をする
時計を読む練習もしていきましょう。
時計はデジタルではなく、必ずアナログのものを利用しましょう。
何故なら大人は数字だけ見て把握可能ですが、子どもにはそれは難しいからです。
アナログであれば数字だけでなく位置関係でも把握が可能なため、子どもにとってはわかりやすいのです。
練習にはこれがおすすめです。
針を回してボタンを押すと「何時だよー」と教えてくれます。
予定と時間を伝える
「長い針が3のところにきたらおしまいね」
「9時になったら出かけるよ」
など時間と合わせて予定を伝えていくようにしましょう。
子どもの理解度によって位置で表すのか、時間を伝えるだけでいけるのかは変わってきます。
何が一番伝わりやすいか様子を見ながら工夫しましょう。
まとめ
子どもには子どもの都合があり「早くしなさい」と大人の都合を押し付けるのは教育上も良くないという話でした。
2~3歳
4~5歳
の年代別での対処法を示しました。
子どもによっては合う合わないもあるので、様子を見ながら試してみてください。
また自分の子どもに合うように変えていくのもありだと思います。
例えば2~3歳時の「数をかぞえる」を歌が歌い終わったらなんかにしても面白いかなと思います。
大切なのは親子ともに楽しみながら日々を過ごすことだと思います。
子どもも大切ですが、ママ・パパも大切です。
お互いにストレスの少ない関係を構築できるよう工夫していきましょう。
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