ヘルプマークをご存知ですか?
ヘルプマークは東京都が作成したもので、それが全国に広がっていきました。
目に見えない障害や病気をお持ちの方で援助や配慮を必要としている人のためのマークです。
障害と聞くと車椅子をイメージすると思いますが、実際には精神障害や内臓疾患など他者からだと見えづらい障害が多いのが実際です。
ヘルプマークってどんなマーク?
赤に白色で十字とハートのマークが描かれているのがヘルプマークです。

ヘルプマークの認知度
ヘルプマークの認知度は高いとは言えません。
マタニティマークなどは認知度が向上してきていますので、同様に認知度が向上することを期待しています。
妊婦でもヘルプマーク
ヘルプマークは配慮や援助を必要とする方のためのマークですので、そのマークだけではどんな障害や病気を抱えているのか、どういった配慮が必要なのかわかりません。
つまり他者から推測されにくいということです。
マタニティマークを身につけることで受ける嫌がらせも起こっているので、他者から推測されないというのは精神的にも楽な面もあるようです。
ヘルプマークの取得方法
各自治体の市役所や保健所等に行けば誰でも取得可能です。
医師の診断書等の複雑な書類は必要ありません。
誰でも取得できることには賛否両論あるかもしれませんが、敷居を高くしてしまうと結局ヘルプマークが必要な方が取得出来ないということになりかねませんので、筆者はこれで良いのではないかと思っています。
しかし、悪用される危険性もはらんでいるため、国民全員のモラルが問われているとも言えます。
また市役所等に取りに行くのが困難な方は全国ヘルプマーク普及ネットワークからダウンロードし、自作することも可能です。
ヘルプマークをつけている人が倒れたら
ヘルプマークには小さなシールが同梱されており、持病や対処方法など書き込み背面に貼ることが出来ます。

あくまでも任意ですが、まずは裏面を確認してみましょう。
自分で対処が難しくても病気の名称が書いてあれば、119番する際に病名を伝えることが出来ます。
それだけでも生存率が上がるでしょう。
実際の声
筆者が関わっている人たちにはヘルプマークを使用している方も多いので、その方々の声をここでお伝えさせていただきます。
- ヘルプマークをつけていても席も譲ってもらえない。
- 「あれはキチガイな人だから近寄っちゃ駄目」と子どもに言い聞かせているのが聞こえてくる
- ヘルプマークを指さして、これ何?って聞かれることが多い。
まとめ
まずは認知してもらうことが一番大切です。
この記事を読んでくださったあなたは、少なくともヘルプマークというものがあるということはわかってくれたはずです。
それでけで一歩前進なのです。
さらに正しい知識を持って、ヘルプマークをつけている人を見かけたら配慮をお願いしたいと思います。
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