日本では保育所に入れるかどうかというのは人生を左右するほど大きなことです。
保育所に預けられなければ、仕事を辞めないといけない人も出てくるのが今の日本の現状です。
それを解決するために保育所を増やしたところで筆者は焼け石に水だと思っています。
なんせ、少子化と言われている現状ですら足りていないんですから。
そもそも保育所を作る場所も限られている
保育所のような箱物の施設を作る土地は、あまり余っていません。
空き地があったとしても地域住民に反対されることが増えてきました。
施設を作ることに反対すること自体も問題だと考えていますが、今回は割愛致します。
保育士も不足している
保育士不足も叫ばれて久しい状況です。
何故保育士不足なのか答えは簡単です。
賃金が安いうえに重労働だからです。
保育士なんて子ども見ているだけで楽な仕事だと考えている人もいるようですが、人の命を預かるというのは簡単なことではありません。
はっきり言って国は保育士を軽視しすぎです。
保育士資格を保有していても保育士として働かない人が大勢いるのも頷けます。
解決策① 多様な保育
子どもを育てながら働くためには保育所に入れるしかないという考え方からまず脱却する必要があると考えます。
小規模な保育(駅ナカにあったり、個人の家でされている方もいます)も増えてきてはいますが、
子どもを預けていて大ケガをした、死亡したというようなニュースが大々的にテレビで報じられるなどして、まだまだ認可保育所の人気が高い現状があります。
また最近はベビーシッターサービスも少しづつ伸びてきていますが、日本においては認知度はまだまだです。
もっと国が主導して認可保育所以外のサービスの利用を促していく必要があると感じます。
解決策② 多様な働き方
満員電車に揺られ
決まった時間に出社し
当たり前のように残業する。
こんな働き方では保育所に入れるしかほとんど選択技はなく、もし保育所に預けることが出来なかった場合仕事をやめないといけない可能性も出てきます。
例えば
- フレックスタイム制
- フリーランス
- 在宅ワーク
など
働き方が変われば、子育てしながら働くことも可能になるのです。
必要がある時だけベビーシッターなどを利用するのもいいでしょう。
日本ではサラリーマンとして働くことが当たり前のようになっていますが、アメリカなどは3人に1人はフリーランスと言われています。
もはや世界的に見て働き方としてサラリーマンは当たり前ではなくなりつつあるのです。
サラリーマンがダメと言っているわけではありませんが、子どもができたら自分の働き方を見直してみてもよいのかもしれません。
まとめ
少子化をどうしていくかについては
- 多様な保育
- 多様な働き方
この両方を改革していかなければいけません。
はっきり言って今の日本で子どもをつくることはリスクが大きすぎるのです。
それらを当たり前に実現できる社会であってもらいたいです。
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