福祉

これからのソーシャルワーク 落ちるところまで落ちる前に

12月1日からクリスマスまでソーシャルワーカーが記事を書いていく企画。

筆者は12月12日を担当。

少し範囲の広いテーマではありますが「これからのソーシャルワーク 落ちるところまで落ちる前」というテーマで書かせて頂きます。

もちろんソーシャルワーカーそれぞれに専門性がありあすので、その人によって考える「これからのソーシャルワーク」は違うと思いますが、これからの福祉業界を考えるうえで、あなたの考えの一助になれば幸いです。

 

 

最後に流れ着く場所 救護施設

このブログでは以前よりお伝えしてきましたが、筆者は救護施設で相談員を長くさせて頂いています。

救護施設では様々な事情を抱える方々が入所されていますが、ひとつだけ言えることは

落ちるところまで落ちて、最後に流れ着く場所 であるということ。

 

利用者の中には結婚したこともあり、子供もいる方もいますし(子供と一緒に入所は出来ないので元旦那に引き取られているか、児童養護施設入所となり別々に生活することを余儀なくされる)元公務員で教師をしていた方なんかもいます。

 

そんな方々も精神病を患い、働くことが出来なくなり、生活保護を受給することになり最終的には自宅で生活することも困難になり救護施設入所になります。

 

長く精神病を患い、福祉などの支援を受けることが出来ない期間が長くあった方々は、それだけ社会復帰するにも時間を要します。

または社会復帰することが出来なくなります。

 

救護施設で働くうちに筆者が考えたのは

もっと早い段階で福祉的介入は出来ないのか?

介入が早ければ社会復帰・・・言わば地域での生活や職場復帰・就労なども容易くなるのではと考えたのです。

 

 

 

生活課題を抱えた人をキャッチするのは

早期介入するためには生活課題を抱えた人たちをいち早く発見・キャッチする必要があります。

 

しかし、ここでまず踏まえておかなければいけないのはソーシャルワーカーのほとんどは生活課題を抱えた人たちをいち早く発見できる立ち位置にいないということです。

 

本人が

  • 病院を受診して
  • 福祉サービス・社会保障制度の申請をして
  • 施設入所して

はじめてわかることです。

 

筆者はそれでは遅いケースが多いと感じており、もっと早く生活課題をキャッチし、早期介入する必要があるのではないかと考えます。

 

ではいち早く生活課題を発見できるのはどこなのか?

 

それはコミュニティではないかと筆者は思うのです。

 

主なコミュニティとして

  • 家族
  • 学校・幼稚園・保育所
  • 会社・企業

があげられます。

 

家族への介入は不十分ではあるものの民生委員やコミュニティソーシャルワーカー、行政職員や場合によっては警察が介入することもあります。

 

学校ではスクールソーシャルワーカーの配置が進んでしますし、保育所にも保育ソーシャルワーカーの資格化や設置を進める動きが出てきています。

 

最後の「会社・企業」ですが、これには2つの意味があります。

 

  • 所属している会社
  • サービス利用している企業

 

の2つです。

 

所属している会社では、まだまだ小さい会社では実施・配置されていないこともありますが、ストレスチェックの実施や産業医・産業ソーシャルワーカー・カウンセラーなどの配置をしているところもあります。

 

問題はサービスを利用している企業です。

 

 

普段私たちが利用しているサービスを提供している企業が最前線なのでは

普段あなたはどんなサービスを利用していますか?

  • 賃貸・持ち家の住宅ローン
  • 携帯電話
  • 水道・電気・ガス
  • Amazon Prime
  • 動画・音楽配信サービス
  • ネットショッピング

数えだしたらキリがないかもしれません。

 

これらの普段利用しているサービスが課題を発見できる最前線だと筆者は考えます。

 

料金が何ヶ月も支払われない・・・そのとき

使っているサービスの料金が何ヶ月も支払われない。

 

このとき現状企業が取る対策は督促状の送付です。

 

場合によっては電話、ひどい場合は取り立てが来るかもしれません。

 

しかし、それで良いのでしょうか?

支払いが出来ないということは何らかの生活課題がある証拠ではないでしょうか?

 

 

業界内に留まっている場合ではない

福祉業界の中にいては、早期発見・早期介入をすることは困難です。

 

今こそソーシャルワーカーがあらゆる業界を横断し、ソーシャルワークを発揮するときが来ているのではないかと考えます。

 

例えば、家賃の支払いが数ヶ月ない人がいたとします。

事情を聞くと病気・障害を負い仕事を退職。身寄りもなくひとり暮らし。

 

そんな人に督促状や取り立てをして無理やり家賃を徴収したところで、また来月には滞納するのが目に見えています。

 

ソーシャルワーカーであれば

  • 障害者年金の受給が可能か?
  • 生活保護を申請するか?

などいくつかの選択技を考えられます。

 

そうすれば生活の立て直しも可能になるでしょうし、家賃も分割するなど具体的な返済計画をたて支払っていくことが可能でしょう。

 

企業側からしてもちゃんと支払ってもらえるようになるということでメリットは大きいのではと思います。

 

独立型やフリーランスがベスト

あらゆる業界を横断して仕事をしていくには独立型やフリーランスのソーシャルワーカーがベストだと思います。

 

これからはもっとフリーランスのソーシャルワーカーが増え、先駆的な取り組みを行う方が出てくることを期待します。

 

 

まとめ

筆者は働くことが全てではないと思っています。

働いていなくても誰かに貢献は出来ますし、どんな人にも価値はあるのです。

生活保護であってもその人らしく生きていけるのであれば、それで良いのです。

 

ですが実際は、後悔をしている方・死んだように生きている方もいます。

 

早期介入できれば、もっと違う人生があったのではと考えると胸が苦しくなります。

どんな人でも輝ける社会であれるように筆者も尽力出来たらと考えます。

 

 

  • 早期発見・早期介入が重要
  • 早期発見の最前線は企業
  • 業界を飛び出し横断的にソーシャルワークを実践するとき
  • そのためには独立型・フリーランスがベスト

 

 

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