毎年8月末頃になってくると夏の終わりを感じて切なくなりますよね。
夏の終わりを感じるものはたくさんありますが、何故こんなにも夏の終わりは切なくなるのでしょう?
この記事ではそれを解明してみました。
それではいってみましょう!
夏は恋の季節

夏は動物と一緒で人間も性欲が強くなるようです。
冬は冬眠しちゃうので。
さらに、夏は薄着になり肌の露出が増えるなどの外的要因もあります。
海やイベントなど出会いも増えます。
ひと夏の恋とはよく言ったもので、恋は儚く散っていくもの…。
その儚さに切なくなります。
夏はイベントが多い

夏は一番イベントの多い季節です。
例えば
- お祭り
- 花火
- 夏フェス
- 甲子園
- 24時間テレビ
- etc・・・
イベントは始まると必ず終わりがきます。
最初は達成感で心満たされるかもしれませんが、そのあと切なさに襲われるのではないでしょうか?
また夏でも仕事が忙しい人はいるでしょう。世間ではイベントでみんな盛り上がっているのに、自分は仕事。
やるせない気持ちになり、夏の終わりには「あー今年の夏も何も出来なかったなー」と切なくなります。
夏は休みが長い

社会人になると夏休みなんてないよって人も多いかと思いますが、学生時代は皆さん夏休みを経験していますよね?
夏休みという長い休みに入ると、これからどんな夏が待っているんだろうかとワクワクと高揚感に包まれると思います。
しかし、夏休みの終わりが近づいてくると、学校が始まるという現実に引き戻され、切なくなります。
その感覚が大人になっても抜けず、「休みがあれば…」と考え、青春時代に想いを馳せる。
筆者は宿題をためて、ギリギリで泣きながら宿題をしていたような子供でしたので、切ないというより苦痛でしたが…。
切なさにはドーパミンが関係していた?
さて、ここまでは「何故切なくなるのか?」
の要因を見てきました。
その要因をもって人間の頭の中ではどうなっているのかを解明していきます。
脳内物質 ドーパミンとセロトニン
脳内物質にはいくつかありますが、楽しい、幸せなときに分泌されるものに、ドーパミンとセロトニンがあります。
セロトニンは幸せホルモンと呼ばれることもあり、持続的に幸せな状態が継続されます。
家族や子供がいて幸せといったように、快感といったものとは違い、幸せを噛みしめるような感覚でしょうか。
ドーパミンは快楽物質とも言われ、「報酬系」または「報酬回路」と言われる神経系が活性化して分泌されます。
この報酬系は食欲や性欲などが満たされた場合や他人に褒められたり、社会的な欲求が満たされた時にも活性化します。
例えば、燃えるような恋をした時やイベントをやりきった時など。
しかし、ドーパミンは一時的なもので、持続はしません。
人間はこの快楽物質が欲しいために、色々な行動に駆り立てられるのです。
切なさはドーパミンがなくなったから
ドーパミンは長続きしません。
上記にあげたように恋やイベント、休みなどで一時的に「ヤッホーイ!」とドーパミンが分泌されたとしても、それにはいずれ終わりがきます。
(恋は後々愛に発展する可能性もありますので、付き合いが長くなってくるとドーパミンではなくセロトニンが分泌されるようになります。)
夏の終わりが近づき、ドーパミンの分泌が落ち着きだすと、その反動で切ない感情が湧き上がるのです。
ドーパミンとうまく付き合おう
ドーパミンにも良い面はもちろんあります。
例えば何の目標もなく勉強を続けるのは苦痛ですが、目標や報酬を設定することで、それを達成した時にドーパミンが分泌されます。
その快感のために人は頑張れるのです。
しかし、ドーパミンを分泌し過ぎると疲れてしまいます。
終わりのない祭りを永遠と続けることは出来ません。
長期的な幸せはセロトニンに任せるとして、ドーパミンはここぞという時や楽しみたい時、盛り上げたい時などに使っていきましょう。
まとめ
- 切なさはドーパミンの減少が原因だった
- 刺激的で短期間で盛り上がるような出来事がドーパミンを分泌させていた
- 青春時代に想いを馳せるだけでもドーパミンの分泌があり切なくなる
- つまり夏だからといって何もしていなくても思い出があるだけで切ない
甘酸っぱい青春時代の過去を持っている人は多いんじゃないでしょうか?
そんな青春時代なかったよ!って人でも片思いとかはあるかもしれません。
そんな思い出を筆者は夏の夕暮れ時を見ながら思い出したりして、切なくなり感傷に浸ったりしています。
夏というだけでほとんどの方は切ない気持ちになってしまうんですね。
あなたにはどんな甘酸っぱい過去がありますか?
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