年金を受け取れるのは高齢者になってからだと思っていませんか?
実は年金が受け取れる要件は高齢になる以外にもう2つ。
計3つの受け取る要件があります。
結論から言うと
- 老齢年金
- 遺族年金
- 障害年金
の3つです。
ひとつずつそれぞれの要件を見ていきますね!
老齢年金
年金と聞いて一番思い浮かぶのが、この老齢年金だと思います。
65歳から受け取ることが出来ます。
厳密には早めに年金を受取りたい方は60歳から、受け取りを遅らせたい方は75歳まで繰り上げることが可能です。
もちろん早めに受け取ると月々の年金額が減額され、遅らせると増額されます。
最近は65歳以上でも働かれている方は多いですから、ご自身の収入や健康の状況と相談しながらいつから受け取るのか決めるのが良さそうです。
遺族年金
遺族年金は配偶者等を亡くされたご遺族に支払われる年金になります。
受け取れる要件が基礎年金と厚生年金で違うなどややこしいですが、残されたご家族にとっては非常に助かる制度かと思います。
日本年金機構の遺族年金ガイドがわかりやすいので、対象になるかもしれないという方は読んでみてください。
今すぐ対象にならないという方はそういうものがあるということを知っているだけでOKです。
障害年金
障害年金は病気や怪我等により障害を負ってしまった場合に支給される年金になります。
障害によって働けなくなる場合もありますので、生活していくうえでとても重要な年金です。
障害年金は障害の程度に応じて1級~3級までの等級があり、等級によって年金の金額が異なります。
障害年金を受給するにあたっては「初診日」を把握する必要があります。
成人する以前に精神病などで通院していた場合、後々それが原因で障害年金を受給するとなった際に初診日がわからないということが発生しがちですので要注意です。
年金は二階建て
年金は国民年金(基礎年金)と厚生年金(会社員の方)の二階建てという話を聞いたことがある人はいらっしゃるかと思います。
それは老齢年金に限った話ではなく、遺族年金・障害年金においても同様です。

高齢者を3人の若者で支えている?
年金制度において3人の若者で1人の高齢者を支えているー
なんて言われて久しいような気がします。
今は1.5人とかでしたっけ?

今までお話してきましたように年金制度で支えているのは高齢者だけではなく、障害のある方や遺族の方々も含みます。
こういった比喩表現は年金制度を批判的に見る際に使われがちなのかなと感じていますが、実際に今若くて働いている方にしてもいつ病気や怪我で障害を負うことになるかわかりませんし、いつ遺族になるかもわかりません。
誰もがいつどういう立場になるかわからない社会において、こういった表現や批判は正しくないのではないかと感じています。
だからどうってわけではありませんが、ニュースや情報に流されず、正しい知識とご自身の判断力をもって判断していけるといいですよね。
厚生労働省が出している年金に関する漫画もすごくわかりやすいので、良かったら読んでみてください。
取材・執筆・相談・写真撮影・広告掲載など
お仕事のご依頼を受け付けております。