本当にそうでしょうか?
コロナウイルスにより福祉施設や事業所の営業も難しくなっている昨今ですが、こんな時代に生き残っていけるのは順応し変化していけるものだと思っています。
福祉の仕事は在宅で出来ないなんて最初から諦めてしまうなんてもったいない。
福祉の仕事の全てを在宅で・・・とはいきませんが可能な限り在宅で仕事をしていきませんか?
そのためにはどうすれば良いのかをこの記事では語っていこう。
Contents
ITツールを使いこなせ!
在宅ワークするにあたってはこれはもう切っても切り離せないことです。
事業所に行かないと書類が出来ないなんて状態では絶対に在宅ワークできませんよ。
チャットツール
例えば代表格はSlackですよね。

いちいちスタッフ間の連絡をメールや電話なんかでしていたら仕事が進みません。
LINEで連絡することも出来ますが、ビジネス用ではありませんのでセキュリティ的にちょっと心配です。
共有ファイル
書類等常にネットワーク上に共有・同期されているとわざわざ事業所まで書類を取りに行く必要もありません。
ファイルを共有するための手段の1つとしてGoogleドライブがあります。

基本的には無料で使えますが、ある程度の規模の法人であれば、G Suiteを契約した方がいいかと思います。
ビデオ会議システム
ビデオ会議システムの代表格は「ZOOM」です。

Slackなどのチャットツールでも十分コミュニケーションや情報共有は可能なのですが、文章だと微妙なニュアンスが伝わりづらかったり、誤解されたまま理解されていて、いざ仕事を進めてみて「あれ?」ってなることもあります。
ビデオ会議システムであれば、相手の顔が見えるのでそういう面がクリアされやすいです。
サービス管理責任者の在宅ワークの1日
何を隠そう私、サービス管理責任者なのです!(就労移行支援・自立訓練)
ということで私自身がモデルケースになり、在宅ワークをどんな感じで過ごしているか知っていただければと思っています。
08:30 出社・朝礼
出社時間です。
スタッフの朝礼があるので、ZOOMで各スタッフと繋ぎます。
出勤するまでの時間を考えると朝はゆっくり出来ますが、我が家には子どもが二人いるので、起こして朝ごはんを食べさせて、8時半までにパソコンもスタンバイ・・・となかなかバタバタだったりします。
朝礼は10~15分程度で終了します。
09:00 メンバー来所(ZOOM)
利用者の方もZOOMで入ってきます。
ZOOMで利用者の体調確認や今日することの確認を行います。
ZOOM後に必要がある利用者にはメールやGoogleドライブを通じてテキスト等の提供を行います。
10:00 プログラム提供
プログラムの提供がはじまる時間です。
ZOOMを通じてプログラムの提供も行います。
ZOOMでも可能なプログラムと難しいプログラムがあるので、現在は調整しながら実施しています。
11:30 利用者振り返り
午前中のみ利用の利用者の方の振り返りをZOOMを通じて行います。
個別で今日のプログラムの振り返りや活動報告を受け、最後に全体で連絡事項を伝えます。
12:00 お昼休み
お昼休みです。
子どもを連れて買いに行くことも出来ないので、基本的にはUber Eatsです。
ちょっと割高なのは気になるところですが、助かってます。
13:00 面談
利用者との面談です。
個別支援計画書の更新のためのモニタリングやアセスメント、個別支援計画書の提示もZOOMを通じて行います。
ZOOMであれば画面共有機能で実際に個別支援計画書を相手に見せながら話が出来るので、とても便利です。
ただ、本人のサインをもらうことは出来ないので、現状は最終的には郵送・・・ですね。
電子署名で出来るように何とかならないもんかなと思ったりしています。
14:30 利用者振り返り
終日利用の利用者の振り返りをZOOMで行います。
基本的には午前のみの人と同じです。
振り返り終了後に全体で連絡事項等を伝えます。
15:00 記録・書類作成
記録・書類作成の時間です。
記録が多い時は夕方までかかってしまいますが、立場的に書類作成も多いので、速やかに終わらせなければいけません。
個別支援計画書の作成等もここで行なったりします。
16:00 ケース会議
ケース会議です。
各スタッフZOOMに入ってもらい、ZOOMを通じてケース会議を行います。
ケース会議の書類(個別支援計画書)はGoogleドライブで各自入ってもらうかZOOMの共有機能を使ってもOKです。
17:00 終礼
各スタッフZOOMに入って終礼をします。
今日のプログラムや利用者の様子等の報告や明日の確認等行います。
17:30 終業
freeeに勤怠入力をして、業務終了です。
まとめ
在宅ワークになったからといって楽になるわけでもなくけっこー多忙です(笑)
現在の状況は通いたくても通えない利用者の方も大勢いらっしゃることかと思います。
それに閉所してしまっては大きな法人であれば大丈夫かもしれませんが、そうでなければ経営破綻してしまう危険性もはらんでいます。
利用者のためにも営業し続けることは重要で、さらに通えない利用者のためにも出来ることは全力でする。
さらにスタッフの安全のためにも出来る限りの在宅ワークを取り入れる。
そのための参考になればと思います。
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