福祉

福祉職(社会福祉士、精神保健福祉士)の給料は安い?

この記事では福祉職の給料について書いています。

介護職に関しては別記事参照。

最初に、福祉職の給料は決して良いとは言えません。

介護職と比べても低いです。

しかし、最後には福祉の未来、給料の今後の動向に期待を抱いてもらえることでしょう。

福祉職の平均年収

医療・福祉

男性 339.4万円

女性 256.0万円

※厚生労働省 平成29年 賃金構造基本統計調査 産業別 結果概要

統計には医療や介護も含まれているため、実際にはもっと低いと言ってもよいでしょう。

事業別給与動向

大別すると以下に分けられます。

  • 就労系(就労継続支援A、B型、就労移行支援)
  • 居場所系(自立訓練、地域活動支援センター)
  • 相談系(指定相談、地域生活支援センター)
  • 行政系(福祉事務所、社会福祉協議会)
  • 生活保護系(救護施設、更生施設)
  • 医療系(病院、クリニック)
  • NPO系
  • 独立型社会福祉士
  • これからの職種(司法、学校、保育所、生活困窮者)

1つずつ簡単な内容と月給を見ていきましょう。

月給はぼくの経験と仕事の関係者などから聞いた情報や求人などを参考に初任給から定年まで働いた場合の幅を記載しています。

就労系(就労継続支援A型、B型、就労移行支援)

就労継続支援B型が1番給与は期待できません。

月給:10万〜20万

就労継続支援A型や就労移行支援は株式会社が経営しているところも多く、給与が期待できるところも多いでしょう。

特に東証1部上場を果たした「LITALICO」は有名です。

LITALICO HP

月給:20万〜100万

居場所系(自立訓練、地域活動支援センター)

自立訓練は就労系と併設されていることが多いため、就労系とほぼ同等と考えていいでしょう。

地域活動支援センターは非常勤での採用も多く給与は安め。

月給:10万〜20万

相談系(指定相談、地域生活支援センター)

給与は安いというわけではないですが、単価が安いので1人の相談員がケースを100件抱えているということも少なくありませんので、業務はかなり多忙。

月給:20万〜40万

行政系(福祉事務所、社会福祉協議会)

福祉事務所は地方公務員になるため、地域によって若干の差はあるものの給与は良い方でしょう。

社会福祉協議会は公務員ではありませんが、役所からの出向があったり、給与規定が地方公務員に準じていることも多いので、給与面では、ほぼ同じ。

月給:25万〜60万

生活保護系(救護施設、更生施設)

生活保護の基準は年々下がっており、救護施設や更生施設も厳しい状況にあります。実際に更生施設は役目を終え閉所するところも増えています。

しかし、給与は地方公務員に準ずるとしているところもあります。

月給:15万〜40万

医療系(病院、クリニック)

大きな病院であれば給与は良さそうですが、やはり医師や看護、医療系スタッフには及ばず。

医師や看護、患者の板挟みに会うことも多くあり、辛い仕事です。

月給:20万〜40万

NPO系

特定非営利活動(NPO)法人という名称から利益を上げる活動をしてはいけないと誤解されがちですが、そんなことはありません。

現行の制度では解決ができない社会的問題、課題は世の中にたくさんあり、それをビジネスとしてまわしているNPO法人もたくさんあります。

昔に比べ給与水準もかなり改善されてきています。

月給:20万〜50万

独立型社会福祉士

弁護士や司法書士と同じように個人事務所をかまえて営業をする業態です。

独立型社会福祉士というと成年後見制度で食っていっているイメージで実際にそういう社会福祉士事務所も多いですが、アイデア次第で色んなことができるのではないかと思います。

月給:10万〜未知数

これからの職種(司法、学校、保育所、生活困窮者)

司法ソーシャルワーカー、スクールソーシャルワーカー、保育ソーシャルワーカーが誕生し、それぞれの場所で活躍をはじめています。

スクールソーシャルワーカーは今はまだ非常勤や嘱託としての採用が多く、給与は安いですが、将来的には教員と同じように地方公務員で良いのではないかとの議論もあり、今後給与は上がっていくのではないかと思います。

司法や保育もこれからではありますが、様々な場所でソーシャルワーカーが求められており、今後期待できるのではないかと思います。

生活困窮者関連は平成27年からスタートした制度で、生活保護を受けるほどではないが生活に困窮している人に支援を届けるというものですが、どこまで機能しているのか実感としては疑問もあります。詳しい方にご教授願いたい。

月給:10万〜未知数

今後の給与動向

ソーシャルワーカーが様々な場所で求められるようになっており、今後ますますニーズは拡大していくでしょう。

今はまだまだソーシャルワーカーの認知度は高いとは言えませんが、ニーズの広がりを見るに、認知度も今後は高まってきます。

つまり給与は今後上昇していくとぼくは予測します。

特に最後に紹介した、これからの業種である司法ソーシャルワーカーやスクールソーシャルワーカー、保育ソーシャルワーカーなどは今でこそ給与は高くないかも知れませんが、今のうちに経験を積んでおけば、給与は上がっていくことでしょう。

さらに独立型社会福祉士や福祉分野で起業(株式会社やNPO)など制度にとらわれず自ら福祉を開拓していく人も増えてきました。

先駆者となれば手に入れる報酬は莫大なものになるでしょう。

福祉分野はまだまだ未開拓なので、どんどん起業していく人が出てくると面白いですね。

まとめ

  • 社会福祉士、精神保健福祉士、ソーシャルワーカーの認知度は今後高まる
  • ニーズはますます拡大!社会に求められるソーシャルワーカー。
  • 給与は今後上昇傾向に。
  • 福祉の未来は明るい!

おまけ

救護施設で勤続9年目のぼくの給料ですw
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