障害のある人が生産性が低いというのは、あなたの価値観、主観というフィルターを通しているかはそう見えるだけなのではないでしょうか?
違う角度から見るとものすごく生産性が高い人かも知れません。
Contents
障害者雇用水増し問題
大きなニュースになったので知っている方も多いと思いますが、国が率先して守らなければいけないものを、人数を水増しし、あたかも障害者雇用率を守っているように偽っていました。
おそらく同じやり方を引き継ぎで教わり、誰も疑問に思うことなく実行されてきたのだろうと思います。
そもそも障害者雇用促進法は必要なのか?
そもそも障害者雇用促進法は本当に必要ですか?
それは、障害者は生産性が低いからという前提のもとに制度設計されてはないでしょうか?
現時点では筆者も必要だと思いますが、国民ひとりひとりの意識が変わるだけで障害者雇用促進法は不要なんじゃないかと思うのです。
障害と生産性に相関性はない
障害があるから生産性が低いというのは幻想です。
障害があっても才能を発揮し、活躍されている方はたくさんいます。
そもそも人は皆、得手不得手があります。
障害があろうがなかろうが、出来ない仕事は存在するし、また得意とする仕事も存在します。
例えば、筆者は血が苦手です。血液検査も出切ればやりたくないし、献血なんてもってのほかです。
だから医者や看護師にはきっと向いていません。
でも福祉の仕事、人と関わり・寄り添う仕事には向いていると思っています。
障害はあくまでその人を構成するひとつの要因
障害はあくまでその人を構成するひとつの要因に過ぎません。
数あるカテゴリーのひとつです。
例えば筆者のカテゴリーは
- 男性
- 30代
- 既婚
- 二児のパパ
- 福祉職
といったところでしょうか。
障害もこのカテゴリーのひとつに過ぎないと筆者は思うのです。
その人の特性を見て
こういう障害があるから、こういう仕事は出来ないだろうというのは勝手な決めつけです。
何でもやってみなくてはわかりません。
何が出来るか出来ないか、何が得意か不得意か聞いてみてもいいかもしれません。
大切なことは勝手に決めつけないで、その人の特性を見てあげることだと思います。
それって障害があるから特性を見てあげないとって話ではなく、管理職・上司の立場であれば当然のことですよね?
その人の特性に合った仕事であれば才能を発揮できる
その人の特性に合った仕事であれば、障害があろうがなかろうが才能を発揮できます。
障害はその人自身にあるのではなく、社会や職場、そしてあなた自身にあるのではないですか?
まとめ
生産性が高いということとその人の価値にも相関性はありません。
別に生産性が低くてもなくてもかまわないのです。
でも障害があるから生産性が低いということはありません。
それは単に健常者が働きやすいように社会や職場が整備されているに過ぎません。
障害なんて関係なく、日本社会においての働き方について今一度考えてみませんか?
取材・執筆・相談・写真撮影・広告掲載など
お仕事のご依頼を受け付けております。