「障害者の雇用率」が高い上位100社ランキング(東洋経済)
について思うところを書いてみました。
雇用率の高い上位10社
雇用率の高い上位10社からいくつかピックアップして見ていきたいと思います。
ゼネラルパートナーズ
障害のある方の就職・転職サイト「アットジーピー」を運営しているゼネラルパートナーズが障害者雇用率トップでした。
従業員数89名と小規模ながら、障害者雇用率は20.92%の驚異的な数字です。
Twitterで中の人が、うちが1位!?と驚いていました。
待って、弊社1位!?!?!?https://t.co/LGURnSCOyh
— 佐藤古都⛅️Koto Sato (@_satokoto) October 7, 2019
ゼネラルパートナーズさんは他にも自社でも就労移行支援事業所を持っていたり、メディアによる情報発信、障害者スポーツのサポートなど様々な事業をされており、とても魅力的な会社だなーという印象です。
エフピコ
障害者雇用率2位は食品トレーを製造しているエフピコです。
以前より障害のある方を多く雇用している企業として有名かなと思います。
雇用率は13.78%とこちらも驚異的な数字。
ゼネラルパートナーズよりも雇用している人数は多く、障害のある方の雇用は377名です。
継続して雇用していけることはすごいなと素直に感じます。
障害があっても、適材適所で輝ける場所はあるんだと思わされます。
ユニクロ
ユニクロは5位で障害者雇用率が5.62%です。
しかし、雇用している人数は917名もいらっしゃいます。
ユニクロでは全店舗で1人以上の障害者を雇用をするという目標を掲げており、国内においては、ほぼ達成しているようです。
確かに最近ユニクロの障害者雇用の求人をよく見ますし、実際にお店で働いている方もお見かけしたことがあります。
こういう企業が積極的に雇用してくれると目に見えてわかるのですごく良いことだと思います。
LITALICO
LITALICOさんは7位で、障害者雇用率は4.85%です。
障害者就労移行支援サービスをしている企業としては最大手ですよね。
これは私の私感ですが、福祉業界ってあまり障害者雇用していないんですよね。
社会福祉法人等はそもそも障害者雇用の義務はないとは言え、正直言って障害のある人たちを雇用しようという意識は高くないと思います。
その中で、ここまで障害者雇用率が高いのはすごいですね。
発表されるのは良いこと
国の障害者雇用水増し問題もありましたし、ちゃんと公表されることはとても良いことだと思います。
国の水増し問題についてはハートネットTVの記事がとても参考になるのでそちらも読んでみてください。
障害者雇用促進法に疑問も
とはいえ、筆者は正直に言うと障害者雇用促進法に疑問をもっています。
義務ではなくて奨励制度にして、罰金ではなく、雇用率を達成すれば奨励金を渡した方がいいのではとか
そもそも障害があってもちゃんと能力を発揮できる環境が整っていれば、障害のない人と同等以上の能力を発揮できるはずで、法律で雇用率なんかで義務づけるようなことではないのではないか?とか
このあたりはまた別記事で書けたらなと思います。
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