ここでは、障がい福祉サービスである、「就労移行支援」について解説します。
就労移行支援とは?
就労移行支援は、障害のある人に対して、訓練・支援することで就職を目指していくことを目的にしたサービスです。
対象者は?
基本的には障害のある人が対象ですが、主治医の診断書があれば利用できる可能性があります。
どこに相談したらいいの?
市役所の障害福祉の窓口もしくは、その地域の障害に関する総合的な窓口が設置されていますので、そちらに相談してください。
西宮市の場合は
- 西宮市役所 生活支援課
- 障害者総合相談支援センターにしのみや
が相談の窓口になっています。
もし、気になっている就労移行支援事業所があるのであれば、直接連絡して相談してみてもOKです!
利用料はかかるの?
利用料は、病院と同じように一部本人負担になっています。
病院は基本3割負担ですが、障害福祉サービスは1割負担です
さらに、収入に応じて月々の利用料に上限があります。
表にある収入は、本人と配偶者の収入になります。
同居している両親に収入があっても関係ありませんので、要注意です。
利用料については個々の状況で変わりますので、詳しくは市役所で聞いてください。
どんなことをするの?
就労移行支援事業所でどんなことをするのか?
多くの事業所で共通する内容としては
- パソコンの練習
- 面接の練習
- ビジネスマナー
- 履歴書添削
- 面接の同行
- 職場実習の調整・同行
などです。
それ以外の内容としては、事業所によって違いはありますが大きく分けると3つのタイプがあります。
軽作業タイプ
軽作業やパソコンの入力作業など、通所すると毎日決まった作業があるタイプです。
淡々と同じ作業をしていくことによって、集中力が身につきます。
就職先としては工場など単純作業を主業務としたところになることが多いと思われます。
- 細かい作業や淡々とする作業が好き・得意な方
- 作業が決まっている方が良いという方
軽作業タイプの事業所がおすすめです。
授業・講義タイプ
スタッフ(講師)が講義形式で進めていくのがメインのタイプです。
毎日講義があり、出席することで就職活動を前に進めていくことが出来ることがメリットです。
- 学習したい、学びを深めたい方
- 出席することでモチベーションが保てる方
授業・講義タイプがおすすめです。
コワーキングタイプ
毎日決まった作業やプログラムがあるわけではないタイプの事業所です。
何を目標にして、何をここでしていくのかを一緒に考えて決めていくので、利用されている方それぞれが、別のことをされていることが多いのが特徴です。
就職先も多岐にわたっていて、「自分は何をしたのか?」を考える機会になります。
- 将来を考えていきたい方
- 主体的に動けるようになりたい方
コワーキングタイプがおすすめです。
毎日行かないといけないの?
毎日行かないといけないということはありません。
どの程度の頻度で利用するかは、あなたの状態も見ながら一緒に考えてくれる事業所がほとんどです。
もし、フルタイムで働きたいと思っているのであれば、最終的には週5日利用が出来ると良いですが、最初から週5日通える必要はないので、少しずつやっていけば大丈夫です!
まとめ
- 障害がなくても利用できることがある
- 就労移行支援の利用を考えたら、まずは相談窓口で相談
- 利用料がかかるかどうかは収入があれば市役所で確認
- 何をするのかは事業所によって違いがある
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