eスポーツに特化した就労継続支援A型・B型や就労移行支援も最近はよく聞くようになりました。
でもこんな風に思ったことありませんか?
「なんかちょっと怪しい…?」
「本当にプロゲーマーになれるの?」
「ゲームでお金なんて稼げないでしょ」
そう思いますよね。
筆者であるぼく自身もそう思ってました。
結論から言うとeスポーツ就労支援事業所は「有り」です。
自分がゲームをするようになってちょっと考え方が変わってきました。
ゲームを仕事にすることやゲーム特化の事業所を選択することは現実的なことである。
そう感じた理由を共有できたらなと思います。
ゲームをお仕事にするって何だろう?
以前にこんなツイートをしました。
Twitterでも書きましたが、ゲームに関連する仕事ってどんなものがあるのだろうか?
再度書いてみます(追記あり)。
- 競技のプロ(王道)
- ストリーマー、配信者
- ゲーム動画編集者
- eスポーツイベントの運営等
- ゲームのデバッグ
- ゲームライター
- ゲームシナリオライター
- ゲームサウンドクリエイター
- 絵師、イラストレーター
- プログラマー
- ゲームクリエイター
- ゲームプランナー
- ゲームプロデューサー
- エフェクトデザイナー
- VRクリエイター
- ゲームグラフィックデザイナー
- CGデザイナー
- Games to Earn
- 3D空間クリエイター?
めちゃくちゃいっぱいありますねー。
ひとつのゲームを作るには、様々な職種が関わることもあれば、ひとりで作ることもあります。
基本的にゲーム会社に就職して働く場合などは様々な職種が関わることになるでしょうし、フリーランスとしてひとりで作るということもあります。
ゲームは得意を活かしやすい
ゲームひとつ作るのには、様々な要素があります。
- キャラクター、背景、グラフィックのイラスト
- BGM、エフェクト等の音楽
- ゲームを動かすためのプログラミング
- ゲームのストーリー、シナリオ
- 販売し、売るためのプロデュース、広報
- ゲームイベントの運営
こんな感じで、ゲームを作って売るまでには、様々な要素があって、ゲームが好きて気持ちだけでもゲームの仕事に関わることはできそうです。
また、様々な要素があるので、自分の得意を活かしやすいのではないかと思います。
絵を描くのが上手い、小説を書くのが好き、音楽を自分で作れるなんて才能があれば、それを活かしてくれるゲーム会社はあるかもしれません。
手っ取り早くゲームで稼ぐ経験をする
これらのゲームに関連する仕事の中で一番手っ取り早く稼ぐことができるのは「Games to Earn」です。
「Games to Earn」はブロックチェーン技術を応用したゲームのことで、遊ぶことでお金が稼げるような仕組みになっています。
以前は
- 暗号資産の取引をするために口座を作る
- 暗号資産(イーサリアム)を購入
- ウォレット(暗号資産を入れる財布のようなもの)の導入
- ゲームに参加するためのNFTの購入
といった手順があり、かなりハードルが高かったのですが、最近はLINEもこうしたNFTやブロックチェーンゲームをやっていて、ハードルはかなり下がりました。
ぼくは「資産性ミリオンアーサー」というゲームを最近はやってます。
稼ぐことは簡単 でも生活していくのは…
はい「Games to Earn」の一例をあげたのですが、正直ゲームで稼ぐこと自体はめちゃくちゃ簡単です。
でもこれでは、お小遣い稼ぎ程度にしかなりません。
もちろん「Games to Earn」で生活できる程度に本気で稼ぐことも不可能ではありませんし、貧困国などは、実はこれで生活している人もかなり多いんです。
つまり、稼ぐことは簡単。
でも生活していくのは難しいというのが現実です。
でも、よくよく考えると仕事ってそうですよね。
どんな仕事だって、頑張らないと生活していけないし、ゲームは特殊と思われがちだけど、専門性が必要な仕事と変わらないと思います。
eスポーツの就労支援ってどうなの?
これは、とても難しいところです。
eスポーツに限った話ではなく、専門技術を学べる就労支援事業所というのは、やや難しい側面があります。
何が難しいかと言うと、福祉の専門性とゲームやその他の専門技術の専門性は別だからです。
eスポーツ以外でも、最近はプログラミングの就労支援事業所も増えてきています。
当然ながらプログラマーのスタッフは福祉の専門職ではありませんし、福祉の専門職として働いている人のほとんどは、おそらくプログラミングを教えることはできません。
ここに運営していくことの難しさがあります。
eスポーツの就労支援事業所も元プロゲーマーの方がスタッフとして働いているところもあるそうです。
ただし、難しいというだけで不可能というわけではありません。
現にeスポーツやプログラミングの就労支援事業所は増えていますしね。
福祉職と、ゲーマー・プログラマーなど福祉以外の専門職の方がお互いに協力しながら支援していける環境をいかに整えられるか。
そこが焦点な気もします。
利用者側として見る場合には、単純に専門技術が学べるだけでなく、ちゃんと福祉的な支援が期待できるのかという目で見るといいかもしれません。
まとめ
結論としては、eスポーツの就労支援事業所は運営上難しい側面はありつつも、不可能ではない。
本当にゲームが好きで、それを仕事にしていきたいと本気で思っているのであれば「有り」です。
事業所でも利用者全員がプロゲーマーを目指すわけではなく、ゲームに関わる仕事で自分にどんなことが向いているのか模索していくことになることがほとんどだと思います。
「ゲームは好きだけど、それを仕事になんて現実的じゃない」といった先入観は一度取り払ってみてもいいかもしれませんよ。