ChatGPTを活用したサービスは様々ありますが、今回は福祉業界とも距離が近く、また密接に関係のある心理・カウンセリング分野のサービスを紹介します。
ChatGPTって何?って方はこちらの記事を先に読んでみてください。
ChatGPTを簡単に説明すると文章ベースで、こちらの問いかけに答えてくれるめちゃくちゃ賢いAIツールです。
そのChatGPTを組み込んだり、チューニングすることで、新たなサービスがどんどん誕生しています。
そんなサービスの中のひとつ「mimo AI」を筆者が使ってみたので、ご紹介していきます。
mimo AIとは?
mimo AIは、ほとんどの人にとって身近な連絡手段であるLINEで動作するサービスです。
お友達登録し、普段使っているLINE上でセルフカウンセリングをサポートするのがmimo AIです。
mimo AIは、認知バイアスと言われる考え方のクセも注目し、LINEで対話をしながら、より柔軟な受け止め方を一緒に模索してくれます。
お友達登録はこちらから
料金は無料(2023年3月28日現在)
この記事を執筆している時点(2023年3月28日)では、mimo AIはベータ版となっており、無料で利用することが可能です。
今後、有料化される可能性もあるので、ベータ版のうちに一度試してみてはいかがでしょう?
mimo AIにできること・できないこと
AI(ChatGPT)も万能というわけでは、ありません。
mimo AIには、できることと、できないことが明確に記載されています。
できること | できないこと |
---|---|
認知バイアス(考え方のクセ)を探すこと | 具体的かつ専門的な相談・カウンセリング |
中立的な考え方を提案すること | 治療・病名の診断 |
ポジティブな思考や行動への変化を促すこと | 自傷他害等の緊急事態への対応 |
mimo AIは、あくまでセルフカウンセリングをサポートするサービスであり、「より具体的な相談がしたい」「治療・診断をしてほしい」ということであれば、専門機関やカウンセリングサービスの利用、医療機関の受診などが必要になってきます。
mimo AIの活用方法
mimo AIをどう活用していくのか。
人は誰しもが他者のことは、客観的に見ることができても、いざ自分のこととなると客観的に見て、考えることが難しくなることがあります。
そうすると、偏った考え方や自分を責めてしまうことに繋がる可能性もあり、大きな悩みとして自分自身を苦しめてしまうこともあります。
mimo AIは、カウンセリングや治療までは必要ないけど、日々の些細な悩みや困りごとに対して、どのように考えていき、受け止めていくことが心穏やかに過ごしていくことに繋がっていくのか、考えていくためのツールとなります。
心がモヤっとしたとき、しんどいとき、LINEでmimo AIにまず投げてみるという使い方が良いのかなと思います。
実際にmimo AIを使ってみた
ここからは筆者が実際に使ってみたのを一緒に見ていきましょう。
これが実際のmimo AIの画面です。
メニューの「mimo AIに相談する」を押すと「まずは最近いやな体験をした具体的な状況を教えて下さい。どんなことがありましたか?」と返ってきました。
筆者は、「フリーランスとして働いていますが、方向性に悩み、収入もほとんどありません」と相談してみました。
実際に、フリーランスとして活動していますが、方向性に悩みながらですし、収入も多くはないのが現状です。
そこから、mimo AIとのやりとりが何回か続きます。
少し長いですが、ご覧ください。
アクセスが集中すると止まってしまうことがあるようですが、ChatGPTと同じく促してあげると大丈夫そうです。
「今のあなたの気持ちを表す言葉」は「不安」を選択しています。
不安に対する合理的な考え方の提案をしてきてくれました。
最後は、簡単なアンケートと共有のお願いがあり、終了しました。
mimo AIを使ってみた感想
自分の気持ちや感情を吐き出して、考えを整理していくためには、とても良いツールだと感じました。
忙しい現代社会において、誰かに「相談したい」「愚痴りたい」「気持ちを吐き出したい」と思っていても、時間がなかったり、友人とスケジュールがなかなか合わない等で難しいことも少なくありません。
mimo AIであればスマホを取り出してLINEを開くだけなので、とても気軽です。
気軽に使えるというのは、現代社会において、とても有意義に感じますし、無料なのでぜひ色んな人に使ってみてほしいなと思います。
mimo AIを使う上での注意点
mimo AIは、とても優秀なサービスですが、注意点もあります。
- 個人情報を入力しないこと
- 過信しすぎないこと
- 依存しすぎないこと
mimo AIに限らずChatGPTやAIサービスを使う際には、個人情報の取り扱いには十分に注意してください。
電話番号や住所など入力することがないようにしてくださいね。
また、mimo AIは、あくまでツールです。
過信しすぎたり、依存したりすることがないように。
専門的なことは、やはりちゃんとした専門機関や専門家の「人」に相談してください。
まとめ
mimo AIには、できること、できないことがあり、注意点もありますが、気軽に使えるセルフカウンセリングツールとしては、とても優秀なサービスです。
利用は無料ですし、とりあえずLINEでお友達登録しておくだけでも良いのではないかと思います。
ぜひ、試してみてくださいね。
URL:https://mimo-ai-cbt.studio.site/